魚のご機嫌を伺いに仙台港沖防へ行ってきました、いつもより少し早めに起きて、
法定速度ギリギリで車をブッ飛ばして向かったのは菖蒲田港。
6時前に港に着くと、同じ寝坊組のお父さんが渡船待ちをしていました。
タコ釣りらしく、年季の入った石鯛竿がかたわらに。
黄色のほっかぶりをした、その上に農機具メーカーの名が入ったキャップを被り、
使い込んだ作業服の上下。たたずまいというか、身づくろいというか、
くだけた雰囲気が伝わる、感じの良さそうな人でした。挨拶をすると、
「は~いおはよ~、お~っと、でっかいクロダイ釣りにきたなぁ~」
「あはは、ただの五目釣りっすよ、練習。あれ、先輩はイシダイ狙いっすかw?」
「タコよw、最近足が弱くなっちゃったから鍛えようと思ってさ、
ま、散歩っつーかリハビリだ、リハビリ。」
「リハビリすかw、防波堤長くって大変でしょ~w」
「そっ、大変なんだ~これが、往復すっとクッタクタだもん」(多分長さ1.7キロくらい)
くだらないやりとりをしているうちに船が戻って着岸。先にと促すと「あい、どーもね~」
と軽快に船に乗り込むお父さん、リハビリなんてウソですね。

この日は14時くらいまで練習しようと思ってましたが、当日は冷たい海風も出て、
気温もさほど上がりそうになかったので、2時間前倒しして迎え時間を12時にしてもらう、
6時間ほどの釣り、いい時間かな。
5分ほど走って沖防波堤5番へ、クロダイなら断然沖側のテトラ側がいいんだけど、
バカデカい20トンテトラに乗っかることは諸般の事情により出来なくなりました。

なのでいつも通り内側のケーソンでクーラーに腰掛けて、のんびり開始、
一緒に降りたお父さんは早くもリハビリを始めていて100mほど先まで歩いている、
クロダイなんぞ爪の先ほど期待することなく、交通事故ゼロの平和な半日を確信しながら
一向に沈まないウキをぼんやり観察していました。

30分ほど観察し続けるも、アタリもないので場所替え、移動途中、
座って一服しているお父さんと遭遇、「おっ、もう5キロ釣れた?余裕の一服っすか?」
「いや、反省会。」70歳くらいのこのお父さん、言うことがいちいち面白い、
「反省早いっすね~wオレもダメっすけど・・」
確かにこの日の海は元気がなかった、理由はいくつかあるけどこの防波堤は
下り気味の潮は釣り人も魚もやる気が出ない傾向にあります。
場所替えしてしばらくすると、防波堤リハビリ往復に入ったお父さんが寄ってきた。
「50センチ釣れた?」
「・・・(苦笑)なんかオキアミは釣れるんですけどね~、どうすか?タコは」
「ダメだあ~。こう見えてもヘタクソなんだよ、俺。」
「ここに入れてみたらどうすか、さっきコマセ撒いたらタコ浮いてきてコマセ食ってたよ」
(浮きませんよ、タコは)
「おお~、ホントか?んでは釣れたらアタマやんねぇとな」
「いやいやw、アタマはいらないっすよ、足でいいの足で、3本くらいでw」
「遠慮すんなって、オレもアタマいらねぇんだよ、はぁ~~。まいったなこりゃ・・」
まいったな、と言われてどう返せばいいのか言葉を探していると、お父さんは横に仕掛けを
下ろすことなく、またリハビリの旅に出て行った。
五目釣りも芳しくなく、小物をいくつか釣り上げたところでいい加減飽きてきた。

さて、どうしたものか。どうしたものか、というのは釣り方や攻略をどうしようか
ということではなく・・12時までやるかやめるか、のどうしたものか。
この時点で9時過ぎ、決断するならこのタイミング。おもむろに携帯を取り出し、
「あ~船頭さん、迎え12時って言ってたんだけど、んとね、10時にしてもらっていいすかぁ」
結局、予定より4時間前倒しの迎えにしてしまうという、ヘタレぶり。
迎えが来る直前、ブッ込んでおいた置き竿にマコガレイが食ってきた、
35センチくらいかな、釣りでいう交通事故の見本ですね。
帰りの船上、防波堤を見ると、お父さんが見えた、真面目にやってる。頑張るなぁ

朝、乗船名簿に書き込んだお父さんの迎えの時間が16時と書いてあったのを思い出した。
あと6時間もがんばるんだぁ、それに引き換え自分の体たらく・・・早上がりにもほどがある。
長く辛いリハビリになるであろうお父さんに幸あらんことを。
法定速度ギリギリで車をブッ飛ばして向かったのは菖蒲田港。
6時前に港に着くと、同じ寝坊組のお父さんが渡船待ちをしていました。
タコ釣りらしく、年季の入った石鯛竿がかたわらに。
黄色のほっかぶりをした、その上に農機具メーカーの名が入ったキャップを被り、
使い込んだ作業服の上下。たたずまいというか、身づくろいというか、
くだけた雰囲気が伝わる、感じの良さそうな人でした。挨拶をすると、
「は~いおはよ~、お~っと、でっかいクロダイ釣りにきたなぁ~」
「あはは、ただの五目釣りっすよ、練習。あれ、先輩はイシダイ狙いっすかw?」
「タコよw、最近足が弱くなっちゃったから鍛えようと思ってさ、
ま、散歩っつーかリハビリだ、リハビリ。」
「リハビリすかw、防波堤長くって大変でしょ~w」
「そっ、大変なんだ~これが、往復すっとクッタクタだもん」(多分長さ1.7キロくらい)
くだらないやりとりをしているうちに船が戻って着岸。先にと促すと「あい、どーもね~」
と軽快に船に乗り込むお父さん、リハビリなんてウソですね。

この日は14時くらいまで練習しようと思ってましたが、当日は冷たい海風も出て、
気温もさほど上がりそうになかったので、2時間前倒しして迎え時間を12時にしてもらう、
6時間ほどの釣り、いい時間かな。
5分ほど走って沖防波堤5番へ、クロダイなら断然沖側のテトラ側がいいんだけど、
バカデカい20トンテトラに乗っかることは諸般の事情により出来なくなりました。

なのでいつも通り内側のケーソンでクーラーに腰掛けて、のんびり開始、
一緒に降りたお父さんは早くもリハビリを始めていて100mほど先まで歩いている、
クロダイなんぞ爪の先ほど期待することなく、交通事故ゼロの平和な半日を確信しながら
一向に沈まないウキをぼんやり観察していました。

30分ほど観察し続けるも、アタリもないので場所替え、移動途中、
座って一服しているお父さんと遭遇、「おっ、もう5キロ釣れた?余裕の一服っすか?」
「いや、反省会。」70歳くらいのこのお父さん、言うことがいちいち面白い、
「反省早いっすね~wオレもダメっすけど・・」
確かにこの日の海は元気がなかった、理由はいくつかあるけどこの防波堤は
下り気味の潮は釣り人も魚もやる気が出ない傾向にあります。
場所替えしてしばらくすると、防波堤リハビリ往復に入ったお父さんが寄ってきた。
「50センチ釣れた?」
「・・・(苦笑)なんかオキアミは釣れるんですけどね~、どうすか?タコは」
「ダメだあ~。こう見えてもヘタクソなんだよ、俺。」
「ここに入れてみたらどうすか、さっきコマセ撒いたらタコ浮いてきてコマセ食ってたよ」
(浮きませんよ、タコは)
「おお~、ホントか?んでは釣れたらアタマやんねぇとな」
「いやいやw、アタマはいらないっすよ、足でいいの足で、3本くらいでw」
「遠慮すんなって、オレもアタマいらねぇんだよ、はぁ~~。まいったなこりゃ・・」
まいったな、と言われてどう返せばいいのか言葉を探していると、お父さんは横に仕掛けを
下ろすことなく、またリハビリの旅に出て行った。
五目釣りも芳しくなく、小物をいくつか釣り上げたところでいい加減飽きてきた。

さて、どうしたものか。どうしたものか、というのは釣り方や攻略をどうしようか
ということではなく・・12時までやるかやめるか、のどうしたものか。
この時点で9時過ぎ、決断するならこのタイミング。おもむろに携帯を取り出し、
「あ~船頭さん、迎え12時って言ってたんだけど、んとね、10時にしてもらっていいすかぁ」
結局、予定より4時間前倒しの迎えにしてしまうという、ヘタレぶり。
迎えが来る直前、ブッ込んでおいた置き竿にマコガレイが食ってきた、
35センチくらいかな、釣りでいう交通事故の見本ですね。
帰りの船上、防波堤を見ると、お父さんが見えた、真面目にやってる。頑張るなぁ

朝、乗船名簿に書き込んだお父さんの迎えの時間が16時と書いてあったのを思い出した。
あと6時間もがんばるんだぁ、それに引き換え自分の体たらく・・・早上がりにもほどがある。
長く辛いリハビリになるであろうお父さんに幸あらんことを。
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2013.07.01 / Top↑
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